アロマブレンドって難しそうなイメージがありますよね。
「自分には上手くできないんじゃないか」と思う方も多いのではないでしょうか。
アロマブレンドが初めての方でも失敗しない、ちょっとしたコツをご紹介します。
アロマブレンドとは
まず、アロマブレンドとは何かですが、複数種類の精油をブレンドしたアロマのことで、ご自身の好きな香りを自ら作れることが魅力です。
ブレンドすることで、香りが揮発しやすい精油も持続性が良くなる他に、1種類の精油だけでは感じられない「深み」や「キレ」、「まろやかさ」を楽しめるなど、多くのメリットがあります。
市販のブレンドアロマでは好きな香りが見つからない方も、自分の好きな香りが作れるならチャレンジしてみたくなりますよね。
作りたい香りのイメージを明確にする
自分の好きな香りがどのような香りか具体的に説明できますか?
例えば、甘い香りが好きといっても、「南国のリゾート地にいるような爽やかな甘い香り」なのか、「静寂を感じるまろやかなムスク調の甘い香り」なのか。
作りたい香りのイメージを、「どこの」「どんな時の」「どのような」香りなのか、といったように具体的にすることで、そのブレンドに必要な精油を選びやすくなりますし、選んだ精油の中でもどの香りをどのくらいの配分で入れればいいか、などの調整もしやすくなります。
精油の選び方
上記のような考え方で、イメージを具体的に決めていきましょう。
例)快晴の青空の下、浜辺を吹き抜ける潮風を感じる爽やかな香り・・・(使用精油と配分)ユーカリ・ラディアータ:ライム:イランイラン=3:2:1
このように、具体的な香りのイメージをあらかじめ決めておくことで、それぞれのワードに当てはまる精油を選び、組み立てやすくなります。
例えば、「快晴の青空」には爽やかさとドライさを感じるライム、「潮風」には南国や「海」を感じるイランイランと「風」を感じるユーカリ・ラディアータが候補に上がります。
配分に関しては、精油はそれぞれ香りの強さが全く異なりますので、それを考慮したうえで、一番香らせたい精油の配分を多めにし、香りにクセがある精油は配分を少なめにするのがおすすめです。
この例のブレンドでは潮風の爽やかさを強調したかったので、ユーカリ・ラディアータを1番多めにし、甘さの強いイランイランを1番少なくしました。
ライムはその2種のバランスを取る役割として、分量を中間にしました。
準備するもの・ブレンドの手順
〇ブレンドで準備するもの
・お好きな精油
・空の精油ボトル
・ムエット
・ビーカー
〇ブレンドの手順
①作りたい香りのイメージを具体的に決める。
②そのイメージのワードに当てはまる香りをピックアップする。
③ピックアップした香りの強さをそれぞれ確認し、ブレンド配分を大まかに決める。
④空の精油ボトルに、10滴前後の少ない滴数内で実際に精油をブレンドしてみて最終的な配分を決定し、その配分で作りたい量にさらに精油をブレンドする。
※精油を入れるときは、ボトルを振らずに静かに傾けて1滴ずつ垂らしましょう。
⑤最後に軽く混ぜ、ムエットで香りをチェックし、足りない部分の香りを追加し調整。
⑥調整し終われば完成!すぐに使用できますが、1週間ほど置いておくとブレンドした精油同士がしっかりと調和してさらにいい香りに!
※作成したブレンドアロマはしっかりと蓋をして、直射日光や高温多湿の場所を避けて保管しましょう。
ブレンドする精油を選ぶときは、精油を多く取り扱うショップで実際に嗅いでみるのがおすすめ。
アロマに詳しいショップスタッフさんに相談してみると、ブレンドで使いやすい精油を紹介してくれます。
また、ご自身の感性を信じて、すべて直感でブレンドしてみるのも面白いので大変おすすめです。(その方がアートっぽく感じます!)
まずは2~3種類のブレンドから始めてみて、ブレンドに慣れていきましょう!