エプソムソルトとは
エプソムソルトは15~16世紀にイングランド南東部に位置するエプソムという町で発見され、
以降欧米の家庭ではバスソルトとして広く親しまれてきました。
名前にソルトと入っていますが、エプソムソルトは
実は塩(塩化ナトリウム)ではなく硫酸マグネシウムの結晶。
硫酸マグネシウムが主成分の温泉は「正苦味泉(せいくみせん)」と呼ばれ、日本では北海道の旭岳温泉が有名です。
正苦味泉は非常に珍しく、旭岳温泉も名湯中の名湯といわれています。
※画像はイメージです。
エプソムソルトが人気の理由
①ミネラル温浴が楽しめる
ミネラルを含むエプソムソルトを入れた湯船に浸かることで、手軽にミネラル温浴を楽しむことができます。
温浴効果により体が温まり血のめぐりを良くすることで、汗をかきやすくすることも期待できます。
また、エプソムソルトを入れることで水道水に含まれる塩素を中和し、肌当たりのよいまろやかなお湯になるといわれています。
肌を柔らげてしっとりなめらかな肌へと整えてくれるのも、人前に立つ職業の芸能人たちが愛用している理由の一つでしょう。
②塩分を含まない入浴料
エプソムソルトは硫酸マグネシウムの結晶のため、塩分を含みません。
そのため比較的皮膚刺激が少ない*¹とされ、風呂釜や配管も傷めにくい*²といわれています。
*¹ すべての方に刺激が起こらないというわけではありません。
*² 種類によっては使用できない浴槽もあります。
エプソムソルトの使用量
お湯200Lに対し、約100gの使用がひとつの目安です。
はじめは少ない量から試し、自分好みに調節していくのも良いでしょう。
おすすめの入浴時間
エプソムソルトを入れたお湯に10分~20分程度の入浴がおすすめです。
暑い季節は38~39℃のぬるめの温度、寒い季節は40℃以上の温度にするなど
季節や体調にあわせて調節してみましょう。
忙しない日々を過ごしていると、ついつい後回しになりがちなセルフケア。
お風呂に入れるだけのエプソムソルトを使って、頑張る自分をたまには労わってみませんか。
Text by sawa