みなさんは普段、香水をお使いですか?
香水を購入するとき、商品の説明でトップノート、ミドルノート、ベースノートという言葉をよく見かけますよね。
それらは、香りが揮発するスピードで分けた、香水のレシピのようなもの。
そのうちベースノートに分類される香りは、肌につけてから数時間後も香るため、
トップノートとミドルノートの香りを持続させる保留剤としての重要な役割もあります。
そのベースノートで、香水によくブレンドされているのが「パチュリ」。
香水好きの方なら、名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
ちなみに、パチュリがどのような香りか一言でいうと「墨汁」です。
「湿った土のような香り」などともいわれますが、良い香りなの?と疑問に思いますよね。
今回はそのパチュリについて、おすすめのブレンドレシピと使い方をご紹介いたします。
パチュリの香りとは?
パチュリはシソ科のハーブで、同じシソ科のミントに少し似た見た目をしています。
しかし、香りは先ほども述べた通り、墨汁のようでちょっと個性的。
別の例えだと、「リゾートのようなエキゾチックな香り」とも言えます。
イランイランやサンダルウッドなど、オリエンタル系の香りが好きな人はクセになるはず。
そしてブレンドで用いると、そのほのかな甘みと大地のような深みが、香り全体に奥行きを作り、
大人の余裕のような魅惑的な雰囲気を演出してくれます。
特にオリエンタル系のブレンドには欠かせない存在!
パチュリのおすすめブレンドレシピ
パチュリは香りがとにかく強いです。
それに加え、長く香りが持続するので、ブレンドの際は、以下のレシピのようにほんのちょっと加えるくらいがおすすめ!
○サニーウィークエンド・・・晴れの中、ピクニックをしているような爽やかな香り
グレープフルーツ:ラベンダー:パチュリ=8:2:1
○フレンドライクユー・・・どこか懐かしい、親しみやすく甘い香り
オレンジスイート:パチュリ:バニラ=10:2:1
○モダンストリート・・・大人っぽいクールさを感じるシトラスグリーンな香り。
ライム:プチグレイン:パチュリ=4:2:1
パチュリのおすすめの使い方
○お部屋に香りを広げて
上記のようにブレンドしたのち、アロマディフューザーやアロマストーン、ティッシュなどに数滴垂らして
香りを楽しむのがおすすめ。アロマストーンでも香りが半日ほど持続します。
また、エタノールと精製水で薄めてルームスプレーもおすすめ。
○マッサージオイルに混ぜて
お好みの植物油(スイートアーモンドオイルなど)50mlに対してパチュリ精油を5滴、ラベンダー精油を5滴加えて混ぜるだけ。
そのオイルでボディーマッサージをして、一日頑張った自分へご褒美を与えましょう。
※精油の濃度は大人の方向けです。
○お風呂で香りを楽しむ
お風呂場では、お湯を張った洗面器などに1~2滴パチュリ精油を垂らすだけ。
湯気でお風呂場全体に香りが広がります。
もしくは、パチュリ精油1~2滴を混ぜた無水エタノール5mlを直接浴槽に入れるのも◎
使い方はさまざま!ブレンドはもちろん、香りを薄めて使うことで単品の香りも好きになるはず。
ちょっぴり個性的なパチュリを使いこなして、オリエンタルな雰囲気を味わってみませんか?
Text by O.T.A.