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第20回生活の木「アロマの日」フレグランスコンテスト2021結果発表

2021.12.01
今年も、生活の木「アロマの日」フレグランスコンテストが開催されました。
2002年から始まったフレグランスコンテストは、たくさんのお客さまに支えられ、今年で20回目を迎えました。節目の年である今年の栄えある受賞作品をご紹介します。

今年のテーマは、~香りと写真で表現~私が暮らすアロマのある風景。
フレグランスだけではなく、初めて写真も添えて、お客さまに自由な感性で表現していただきました。

今年は、最優秀賞、Tree of Life賞、優秀賞に加えて、KIRARI(キラリ)賞*が加わり、
審査委員長の佐々木、生活の木CEOの重永に加え、アロマプランナー澤田が加わり、厳選なる審査を行いました。

(*KIRARI(キラリ)賞:キラッと光るセンスや、新しさ、他にない個性を感じる作品。)

甲乙つけがたい素晴らしい作品の数々に、審査員たちは悩みに悩みましたが、
受賞作品を決定いたしましたので、最優秀賞より順に発表させていただきます。


【最優秀賞】
受賞者:植村 悠見加さま 受賞作品:愛姫桜(まなひめさくら)
(鹿児島山形屋店のお客さま)

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使用エッセンシャルオイル:
トンカビーンズ、イリス、ベンゾイン、ベイ、ローズウッド、サンダルウッド、シベリアモミ、サイプレス、
クラリセージ、アンブレッドシード、ベチバー、フランキンセンス、クローブ、オークモス、没薬

審査委員長 佐々木 薫による講評:
「まさに優美で雅な春の庭の表現が感じられます。春の訪れを告げる温かみとぬくもり、そして甘さが感じられる作品です。
たくさんの種類の精油を巧みに使うことで、香り全体に深みが生まれ、しっかりとまとまりのあるブレンドに仕上がっています。」

植村さまからのコメント:
「この度光栄なる受賞を頂戴しまして、日頃お支え頂いております、
お客様、恩師、生徒さん、友人知人、家族、皆々様へ深謝申し上げます。

日頃よく伺う仙厳園で出逢った「季節はずれの桜」をテーマに、あわてんぼうのような何とも愛らしいその姿と、
自然の息吹溢れ悠々とした時間が流れるお庭の雅さをイメージしました。

「天然精油で自分の想う香水を作りたい」と、元々の香り好きから始まっているチャレンジの日々。
香りの専門家の皆様方からご評価を頂けたことを有難い励みとし、更なる美しい香りの追求へ楽しみながら精進致します。」

【Tree of Life賞】
受賞者:神田 一郎さま 受賞作品:精霊の森
(浜松遠鉄百貨店のお客さま)

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使用エッセンシャルオイル:
ベルガモット(FCF)、レモン(FCF)、ライム、薄荷、ローズマリー・シネオール、シベリアモミ、フランキンセンス

生活の木CEO 重永 忠による講評:
「目を閉じて香ると、川のせせらぎが聴こえ、木々のそよいだ様子が自然と浮かびます。
水と木の香りの表現が、森全体の香りとして絶妙に調和しブレンドされていて、気候の移り変わりが感じられます。
大雨の中でも木漏れ日がさす自然事象を豊かに表現し、希望が感じられる作品です。」

神田さまからのコメント:
受賞の連絡を戴き、とても嬉しく胸が高鳴りました。
阿寒湖畔の原生林を、アカエゾマツ精油を研究する仲間と散策したときのことを香りで表現しました。

その日は雨で「残念だな」と思っていましたが、森に一歩入ると急に身体が軽くなった気がして、
見るものすべてが美しく、雑念が消え心が洗われる不思議な気分に浸れました。」


【優秀賞】
受賞者:立原 美佐子さま 受賞作品:秋色
(配送によるご応募のお客さま)

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使用エッセンシャルオイル:
ゼラニウム、ラベンダー、ユーカリ、ローズマリー、ペパーミント、ベンゾイン、レモンマートル、スイートオレンジ、
フランキンセンス、ヒノキ、グレープフルーツ

審査委員長 佐々木 薫による講評:
「柑橘のさわやかさの中に、ちょっとした甘みが漂うブレンドは、咲く花々や、季節によって変わる太陽の変化などを上手に捉え、
刻々と夏から秋へと季節がうつろう様を豊かに表現しています。
香りを嗅ぐと、写真に表現されている秋色のイメージが自然と思い浮かぶ作品です。」

立原さまからのコメント:
「コロナ禍で、色々な制限が出て心が折れそうになることもありましたが、
そんな時も、アロマや自然の景色を撮ることで、癒され元気が出てきました。

私が好きで続けてきたアロマと写真で賞を頂けて、とても嬉しく思います。
この賞を励みに、これからも続けていきたいと思っています。本当にありがとうございました。」

【優秀賞】
受賞者:徳原 香澄さま 受賞作品:precious time
(日本橋高島屋店のお客さま)

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使用エッセンシャルオイル:
シダーウッド・アトラス、ヒノキ、ラベンダー(フランス産)、マジョラム、ユーカリグロブルス、ライム、スイートオレンジ、レモン、パルマローザ

審査委員長 佐々木 薫による講評:
「子供のピュアさが香りに表現されています。柑橘系とそれを支える精油が調和し、ピュアさが心に響く香りに仕上がっています。
写真のイメージどおり、シャボン玉に香りがのって飛んでいる様子が、情景豊かに表現できている作品です。」

徳原さまのコメント:
「記念すべき20回目の開催にて、このような賞をいただき大変嬉しく思っております。
自分自身の中で、大切だと感じる瞬間を切り取って表現できたらと思い、作品づくりに取り組みました。
これからも香りのブレンディングを楽しみながら、生活の中にアロマを取り入れていきたいと思います。」

【キラリ賞】
受賞者:田嶌 未智江さま 受賞作品:Solemn Temple
(横浜ジョイナス店のお客さま)

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使用エッセンシャルオイル:
ティートゥリー、スペアミント、ブラックペッパー、ホーリーフ、レモングラス、サイプレス、ヒノキ、ヒバ

キラリ賞審査員 澤田 研二による講評:
「樹木系の香り、ハーブ系の中でも樹木によった香りで、全体をまとめた表現がなされていて、
目前の重厚感ある門構えを感じられるブレンドに仕上がっています。

お寺の雰囲気から得られる印象は、他にもあると思いますので、建材や植栽の木の香りだけでなく、
例えば、門から一歩踏み入れた時のお寺の砂利から立ち込める土埃や、
立ち昇るお線香の香りなどをイメージし、ブレンドしてはいかがでしょうか。

より奥行きのある香りの表現ができて良いと思います。」

田嶌さまからのコメント:
「この度はこのような賞をいただき、大変光栄に思います。
そして、信じられない気持ちと嬉しい気持ちでいっぱいです。

フレグランスコンテストの応募は2回目で、今回は最近注目されている和精油を使った香りを作ってみたいと思い、
ヒバやヒノキをベースにし、自分でもお気に入りの香りができました。

これからも精油の持つ香りのマジックを楽しんで行きたいと思います。」

【キラリ賞】
受賞者:横田 義一さま 受賞作品:レイク・ビワ
(町田modi店のお客さま)

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使用エッセンシャルオイル:
サンダルウッド、ヒノキ、ローズウッド、セージ、パチュリ、ラベンダー(タスマニア産)、レモン、ミルラ

キラリ賞審査員 澤田 研二による講評:
「風景ときれいにマッチした表現ができていて、湖畔の心地よい風を感じられる作品です。
香りの組み立ては、トップノートが控えめで粋な上級テクニックを感じます。

香りに深みを持たせてあげると、奥行や軸の太さが生まれ、さらに良い香りになります。

朝もやを思わせるような少し湿り気のある香りや、キャンプをされているとのことなので、
焚火の残り火などスモーキーさを表現できる香りをプラスしていくと、
写真と香りがさらにマッチしてしていくことでしょう。」

横田さまからのコメント:
「KIRARI賞大変うれしく思っています。
今年は例年と異なり自分でテーマを決める方式でしたが、迷わず焚火の香りが思い浮かんだ琵琶湖にしました。

今までは店頭投票に備え最後万人受けする香りにまるめたりしていたのですが、
今回は自分がこれだ!と思った香りを変えずに提出したのが良かったのかなと感じました。」

以上、受賞作品の発表でした。

今回、ご応募いただいたすべての作品から、スタッフも、審査に携わらせていただいた私たちも、たくさんの感動をいただきました。
本当にありがとうございます。

フレグランスは、様々な精油を組み合わせて、自由にイメージを膨らませ、表現できる楽しみがあります。
ちょっと、敷居が高いかもと思われる方も、まずは好きな精油同士を組み合わせることから始めてみてはいかがでしょうか。
精油を使って、自由に表現し、創造することの楽しさに気づき、新しい自分を発見できるかもしれません。

今回のコンテストを通じて、フレグランスに興味が湧いたら、ぜひ店頭までお越しください。
たくさんの精油の中から、精油を選んだり、ブレンドするコツなど、スタッフがご紹介させていただきます。

精油のブレンドを深く楽しく学ぶ、「AEAJ認定アロマブレンドデザイナー講座」(一部店舗)もあります。

次回は、ぜひ今記事を読んでくださっているあなたの、フレグランスコンテストのご応募を心からお待ちしています。

Text by Tomoko Hirakawa

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