毎年「観測史上1番の暑さ」のニュースを見るようになった近年。日本は気温だけではなく、湿度も高いことで、まるで亜熱帯のようになってきました。熱中症に関するニュースもよく耳にしますが、実は熱中症になりやすい場所の1番は家の中。近年はエアコンで室内環境を整えることの重要性も言われ始めましたが、どのようにすると身体に負担をかけにくいかご存じでしょうか。今回は快適に過ごすためのエアコンの使い方を簡単にご紹介します。
1.エアコンの設定温度は「28℃」!?
最近よく聞くようになった、エアコンの設定温度28℃ですが、これは必ずしも正しいわけではありません。正しくは"室内温度"28℃。部屋によって広さや、日のあたり、エアコンの機種などが異なるため、必ずも室温が28℃にはなりません。室内温度28℃を基準とし上手にエアコンを使いましょう。また温度を低くしすぎると、外気温と室温の差が大きいことでより体に負担をかけてしまいます。低くしすぎにも注意! (参照:環境省環境保健部環境『熱中症 環境保健マニュアル 2018』)
2.扇風機を併用しよう!
エアコンの冷風を直接受け続けると、風邪や脱水症状の原因になることも。。。扇風機やサーキュレーターを使用し、室内の空気を循環させましょう。同じ温度でも涼しく感じます。扇風機の前にアロマディフューザーを置くと部屋に一気に香りを広げることもできます。ペパーミントは涼やかな香りで気持ちもさっぱりします。
3.除湿機能も使おう
実は熱中症は湿度が高いときに注意が必要です。気温はそんなに高くないのに、なんだかジメジメ。冷房を使用している際は除湿にもなりますが、気温がそこまで高くないときでも除湿機能を使うことで熱中症対策になります。湿度は50~60%程度がベスト。気温が25度以下でも湿度が80%以上あるときは熱中症に気を付けましょう。(参照:うるおい日本プロジェクト事務局 知ろう!熱中症 https://www.hitosuzumi.jp/heat/when)