生活の木ライブラリー

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アーユルヴェーダ 生命に関する智慧

~今日からできる~朝のお白湯習慣

2022.02.07

アーユルヴェーダとは、サンスクリット語で「生命科学」と訳される、5000年の歴史をもつインド・スリランカ発祥の伝統医療。

 

アーユルヴェーダでは、私たち人間や生命エネルギーを持つ全てのものは、

・ヴァータ(風のエネルギー)

・ピッタ(火のエネルギー)

・カパ(水のエネルギー)

のエネルギーを持ち、私たちの心身の健康を支配していると考えます。

このエネルギーのバランスによって一人ひとりの本質がきまります。

 

イラストのように、火加減、水の量、風のバランスがよいと、おいしいご飯が炊けます。

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3つのエネルギーのうちどれかが過剰や不足だとご飯が黒焦げや生焼けになってしまうように、私たちの心身も、ドーシャのバランスが崩れると不調が現れます。

もともとお白湯は「水」の質をもっていますが、ここに「火」を加え、更に沸騰し気泡が生まれ「風」の質が加わったお白湯は、3つのエネルギーすべての要素を持つバランスがとれた飲み物とされています。

お白湯はどんな体質の方にもおすすめ。

まずは「朝のお白湯」始めてみませんか。

 

<お白湯の飲み方>

朝起きたら、まずはうがい(歯磨き、舌磨きでもOK)をすませて。

寝ている間に口内にたまった細菌を外に出してからお白湯を飲みましょう。

お白湯は体内の臓器を目覚めさせてくれます。

 

①鍋ややかんにお水を入れ、蓋はせずに火にかける。

②10~15分ほど、気泡が出る程度に沸騰させる。

③60度ほどの温度に冷まし、すするように飲む。

※熱さが苦手な方は、よりぬるめでOK。まずは暖かいものを朝に摂る習慣を身につけましょう。

 

<お白湯の効果>

冷えの改善や消化促進など、うれしい効果がたくさん。お金のかからない健康法です!

 

毎日続けると味の変化に気づくこともあるでしょう。

身体のリズムを整え、ご自身の体調の変化に気づくきっかけにもなりますよ。

 

Text by Shizuka Abe

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