朝、心地よく目覚められていますか?
アーユルヴェーダでは「睡眠」とは単に身体を休める為のものでなく、健康な精神や心を養う為の大切な時間であり、心身の浄化を促すものと考えます。
睡眠の質というと、睡眠の環境、時間や寝具などを考えがちですが、心地よい睡眠は、就寝時間・睡眠儀式(睡眠の為の準備)・起床時間のリズムこそが、大切なポイントであると説きます。
このことを最近の言葉でいうなら、
「朝の陽の光を浴びることによって体内時計がリセットされると、セロトニンという生理活性物質が分泌され、15時間後の夜に松果体で夜の睡眠にかかせないメラトニンに変えられる。」となるかもしれません。
最近あまり気持ちよく起きられていないな、と思う方は是非一度、晴れた日の朝6時までにベッドから出、清々しい空気と、額に温かい太陽の光を感じてみてください。
空と風のエネルギーが高まるこの時間は、血液の循環など身体の巡りがよく、五感がとぎすまされ、爽やかな目覚めが迎えられます。
"ブラフマームフルタ(神聖な時間)"と呼ばれる、太陽が昇る前後の時間は、生命エネルギー(プラーナ)がもっとも高まります。
毎日、この時間に起床して、心と身体を清めることは、「過去」を忘れて「現在」を生きることに集中させてくれます。
「現在」を生きることは、「将来」につながります。アーユルヴェーダはまさに、今、(現在)を生きる為の医学なのです。
さぁ、翌朝から心地よく眠る為の「朝活」をはじめませんか?心地よい睡眠は免疫力、ストレスへの耐性、そして知性を高めます。