暦の上での冬至を過ぎてからは日が長くなり、日が昇るのも早くなっているはずですが、まだまだ、私の起きる5:00は暗い時間です。
春の月夜は、まだ長いようです。
一般に、植物の成長に必要なのは太陽の光(日光)と思われがちですが、実は、植物にとって月のエネルギーも欠かせません。
月のエネルギーは再生のエネルギー
冬から春にかけて植物たちは、月夜に十分、栄養を吸収して生命エネルギーとして蓄えると、やがて新しい命が吹き出すように、芽吹き始めます。
この生命エネルギーのことをアーユルヴェーダでは、「オージャス」と呼びます。
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冬眠していた動物が食べ物を探し始めるように、眠りから覚めるように植物たちが活動を開始します。
土から枝から淡い色の芽が頭を出し始め、眩いばかりにキラキラと生命力を発揮します。
枯れてみえてた藤の木も、紫陽花の鉢木も、息を吹き返すように。
オージャスは「活力素」と訳され、オージャスを高めると、身体に歓び、精神、知性、生命力というものをもたらします。春に新芽たちが輝くように見えるのも、生命の歓びを表しているからなのかもしれませんね。